長引くマスク生活で起きるトラブル!?症状、原因さらに解消法を薬剤師がわかりやすく説明してみた
こんにちは、薬剤師ハヤシです。
去年から続くマスク生活。
今では誰もがするようになり、日々ウイルスや細菌感染予防を行っています。
一刻も早く、マスクを外せるようになりたいものですが...
もうしばらく我慢が必要なようです。
ハヤシ
...
ぱっつん
マスクの着用が当たり前になった一方で起こっているのが「肌が荒れた!」「耳が痛い!」などの様々なトラブル。
きっとあなたも何かしらのトラブルを抱えているのではないでしょうか?
あるあるやな。
ぱっつん
本来、ウイルスに「感染しないため」「感染させないため」に着用するはずのマスクが肌のトラブルをはじめ、私たちにストレスを感じさせているケースも増えています。
今回は長引くマスク生活によるトラブルについて。
その症状と原因、そして解消法をお話しようと思います。
きっと自分自身だけでなく周りに悩んでいる方もいらっしゃると思います。
是非、明日からのマスク生活のご参考に!
ハヤシ
ちなみに前回はこんなお話をしました。
ハヤシ
今だから起こるマスクのトラブル!その原因は?
マスク生活が長引く中で多くの人が感じているのがお肌のトラブル。
普段からスキンケアを行っている人が多い女性だけでなく、男性も感じているようです。
特に鼻や頬のべたつき、てかり、ニキビなどは多く、口元が荒れてしまうという人も。
中高生の子たちの多くはニキビが増えたらしい...
ハヤシ
また、マスクを止めるのに耳にかけるゴムによって耳の痛みを感じた人も多いでしょう。
私はそれやわ。
ぱっつん
まずはそうした特に多いであろうトラブルの例と原因を挙げていきます。
マスク生活のトラブル:肌荒れ
長時間マスクを着用することにより、肌がマスクと摩擦を起こすように。
こうした刺激が続くと肌の角質層が担っているバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能の低下はちょっとした刺激に対しても炎症を起こしたり、かぶれを引き起こす原因になります。
また、こうしてダメージを受けた肌箇所で老廃物が毛穴をふさいでしまうとニキビの原因になることも。
この他、マスクの中は温度が高く、かつ湿気も多い状態です。
ハヤシ
つまり、汗をかいたり、会話をすることで飛ぶ唾液に含まれる雑菌にとっては繁殖するのに好環境。
肌荒れを起こしやすくなります。
さらにこうした状態からマスクを外すと急激な乾燥がおこり、そのままにすることで肌荒れの原因になります。
それもヤバそう。
ぱっつん
マスク生活のトラブル:耳の痛み
長時間のマスクの着用で耳の痛みを感じたことは誰もが一度はあるのでは?
結構痛いよな~あれ
ぱっつん
マスクを固定するのにどうしてもゴム等を耳にかけるのは仕方ありません。
ただこうした痛みを感じるケースの多くが耳にかけるマスクのパーツがゴム素材の場合が多く、それも丸状のものが多いようです。
確かに!
ぱっつん
どうしても細く丸状のゴムを使っているマスクは耳への負担が大きくなり、それが長時間に及ぶことで痛みが生じやすくなります。
また、飲み物を飲んだりする際にマスクをあごにずらす「あごマスク」をされる方も多いですが、これもゴムを引っ張る行為になり耳への負担が増え、痛みの原因になります。
今すぐやろう、マスクのトラブル解消法!
ここまででお話したマスク生活によるトラブルに対して、ここからはその解消法をお話します。
是非参考にして明日から実践してみて下さい。
マスクのトラブル解消法:スキンケアでしっかりと保湿、マスク内の環境整備!
まずはマスクからの刺激に負けないように普段からスキンケアを行ってしっかりと保湿することが重要。
化粧水等を使って角質層が潤うようにしましょう。
ハヤシ
また、マスク内の雑菌の繁殖を防ぐために汗や脂をこまめに拭き取るように。
雑菌の繁殖予防、臭い対策として軽くうがいをすることもおすすめの対策です。
なるほど。
ぱっつん
マスクの着用が長時間に及ぶ場合は一定時間ごとに保湿を行ったり、マスクを外した際の急激な乾燥を防ぐために素早く保湿するようにしましょう。
さらにマスクによる刺激自体を軽減するためにはガーゼを一枚挟んでみたり、マスクをずらす行為は避けて出来るだけはずすようにすると良いでしょう。
それいいかも!
ぱっつん
マスクのトラブル解消法:自分に合ったマスク選び!
一度は経験したことのある耳の痛みを避けるには、マスクと固定する紐の素材が一体となったものを選ぶことがおすすめ。
この他にも装着前にゴムの部分を少し引っ張ること伸ばすことで負担を軽減することが出来ます。
ゴムの形状も丸い細いものではなく、平たいものを選ぶように。
サイズについては自分の顔のサイズに合わない小さなものは耳への負担が増大するので、
ジャストサイズのものを選ぶようにしましょう。
ハヤシ
あんたの場合特にな。
顔デカいし。
ぱっつん
まとめ
これだけマスク生活が長引くと、お肌への負担は計り知れません。
ある調査では昨年と比べてマスクによる何らかの肌トラブルを感じている人は大幅に増えているそうです。
最近は女性だけでなく、年齢に関係なくスキンケアを念入りにする男性も増えており、このようなトラブルには敏感。
ベタつき、湿疹、乾燥、ニキビ、吹き出物といった症状は、どれが起きてもストレスになることはいうまでもありません。
こうした悩みを解消することは今回お話ししたように意外と簡単なことですが、感染予防も意識しながらなので面倒に感じるかもしれません。
しかし、しばらくはまだこうした生活が続く以上はこの機会に習慣化してみませんか?
参考にしていただけると幸いです。
ハヤシ
大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ハヤシ