夏本番に備えて！？ダイエットをする前に知っておきたい基礎知識を薬剤師が詳しく説明してみた
こんにちは、薬剤師ハヤシです。
梅雨があっという間に終わってしまって、今年は例年と比べものにならないほどの暑さ。
でも40度に迫る暑さが続いても、だんだん驚かなくなってきてしまっているのは僕だけでしょうか？
ハヤシ
夏になると次第に服は薄着になりますが．．．
気になるのがポッコリ出てしまったお腹。
．．．
ぱっつん
．．．
ハヤシ
だらしないそのお腹を見るたびに、「今年こそは痩せようと思ってたのに」と後悔しているのってやっぱり僕だけ？
いや、きっといますよね！
ダイエットに挑戦するも続かない、結果が出ない、すぐにリバウンドした人。
（ギクッ！！）
ぱっつん
そもそもですが、僕たちはなんで太るのか？なんで痩せるのか？
そこんとこ、ちゃんと理解していないまま極端に食事を抜いたり、流行りのダイエットに飛びついているような気がします。
とりあえず食べんとこうとするかも．．．
ぱっつん
そこで今回は僕、薬剤師ハヤシとダイエットの基礎をお勉強しましょう。
そのうえで自分に合ったダイエットが選べるようになるための参考にしていただければと思います。
ちなみに前回はこんなお話をしました。
ハヤシ
ダイエットの前に知っておこう！肥満の定義
まずは「肥満」の定義から。
簡単に言うと標準体重を超えることを言いますが、健康診断などで医学的に診断する場合に使われるのが「BMI」です。
おぉ～聞いたことあるわ！
ぱっつん
例) 体重63㎏、身長173㎝（=1.73m)の場合、BMI=63/1.732＝21.05
身長と体重から計算されるBMIは22を標準（普通体重18.5以上25未満）とし、25以上になると肥満と判断されます。
さらに肥満の領域も5刻みで4段階に分けられ、当然数値が高くになるにつれ生活習慣病のリスクが高くなります。
また、単純に体重が重いだけで判断するのではなく、病気のリスクが高まる肥満として注目されるのが「内臓脂肪型肥満」。
言葉通り、内臓にたまる脂肪が増える肥満で高血圧や動脈硬化、糖尿病のリスクが高いとされています。
これを判断するには「おへその位置で測定する腹囲」が男性85㎝以上、女性90㎝以上の場合、内臓脂肪型肥満とされています。
メタボ診断で聞いたことあるはず！
ハヤシ
私たちが太ったり、痩せたりする法則
じゃあどうして私たちは太ったり、痩せたりするのか？
実は簡単で「摂取カロリー」と「消費カロリー」で説明できます。
ハヤシ
摂取カロリーは食べ物を摂取することで得られるエネルギーでこれについてはみんな知ってるはず。
一方、消費カロリーですがこちらは大きく3つに分かれます。
1つ目はみんなもよく聞く「基礎代謝」。
私たちが生きていくうえで必要な呼吸や体温調整、各内臓の活動によるエネルギー消費を指します。
2つ目は「生活活動代謝」。
日常の動作に加え、運動をしたり体を動かすことで消費されるエネルギーを指します。
そして最後が「食事誘導性体熱産生」。
これも言葉から想像できるように、食事を摂ることで栄養素が分解し熱となって消費されるエネルギーのことを言います。
これら3つを合わせた消費カロリーが摂取カロリーを上回る時に私たちは「痩せ」て、逆に摂取カロリーが消費カロリーを上回る時に私たちは「太ります」。
この法則は不変。
これからどんなダイエットを行ったとしてもこれに従ったものでないと成功はあり得ません。
ハヤシ
なるほどね
ぱっつん
ダイエットを成功させるための基礎知識
というわけで以上のことからダイエットを成功させるためには
①摂取カロリーを制限する、あるいは②消費カロリーを増やす必要があることが分かります。
ハヤシ
闇雲に食事制限するのは危険！
「じゃあ、やっぱ食べるのを減らすのがええんや。」なんて思う人もいると思いますが、実はこれが危険！
ハヤシ
高カロリーの食事やお菓子類の摂り過ぎを改める必要はありますが極端に食事量を減らしたり、カロリーばかり気にして栄養が偏ってしまうとかえって健康を損ねてしまうことがあります。
ビタミンやミネラルの不足はもちろん、タンパク質不足によって筋肉量が落ち基礎代謝が減ってしまうなんてことも十分起こり得ます。
マジ、ヤバいやん
ぱっつん
ダイエット成功の黄金の法則！
したがって①を栄養をバランスよく摂れるように意識をしながら、メインは②を実行すること。
具体的には消費カロリーのうち、およそ70％を占める基礎代謝を上げることがポイントになります。
ではどうすれば基礎代謝を上げることが出来るのか？
答えは筋肉量を維持、もしくは増やすこと！
なぜなら、基礎代謝の約50％が筋肉で行われているからです。
ハヤシ
私たちが年齢とともに太りやすく痩せにくくなっていくのも、筋肉量が減り基礎代謝が下がる傾向にあることで簡単に説明がつきます。
だからこそ、バランスの良い食事を摂りながら適度な運動をして筋肉量を維持、あるいはアップさせることがダイエットを成功させるだけでなく、「瘦せ体質」を手に入れるための黄金の法則を言えるのです。
意識してやってみよ！
ぱっつん
まとめ
私たちは痩せようと思い立つと、まず行うのが食事量を減らすこと。
一食抜いたり、極端に量を減らしたり。
しかし、このことは今回お話ししたように一方で筋肉量が落ち基礎代謝が低下するので思ったほど痩せなかったり、痩せても健康的とは言えなかったりします。
同じ痩せるなら健康を損なわず、ダイエットを成功した後も痩せ体質を手に入れたいもの。
そのためには摂取カロリーと消費カロリーを意識して、食事内容を改めながら基礎代謝を上げることに取り組むことがポイントです。
まだ夏本番までは少し時間があります。
是非今回のお話を参考に、薬剤師ハヤシとダイエット頑張ってみませんか？
大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ハヤシ
長かった薬局の待ち時間が
LINE公式アカウントを【友だち登録】すると...
処方箋を撮影して送るだけで待ち時間がゼロに！？
ムダな待ち時間が短縮できて、【あなたの時間】が確保できます。
さらにお家でオンライン服薬指導＆お薬の受け取りも可能に！！
