紫外線を正しく知ろう!UVって何?健康被害は?紫外線対策は?日焼けはどう?まとめて説明してみた
こんにちは、薬剤師ハヤシです。
まだ5月なのに暑い日が続いていますが、こう暑く晴れの日が続くと気になるのが「紫外線」。
特にこれから夏に向けて女性の方は気になるのでは?
あれやこれやと毎年対策をしている人も多いでしょう。
若い時は全然気にせんと焼きまくっとったけど、歳とるとな~
シミやシワの原因になるし、ほんま気になるわ。
ぱっつん
月日の流れは残酷ですなぁ~
ハヤシ
はぁ?
ぱっつん
紫外線と聞いてまず頭に浮かぶのが「日焼け」。
肌が赤くなったり、目が充血したり。
ただ、紫外線は必ずしも全てにおいて悪いわけではなく、私たちが健康に過ごすためにうまく取り込む必要もあります。
つまり、正しく知ってバランスよく紫外線対策をすることが必要やねん。
ハヤシ
へぇ~
ぱっつん
今回は紫外線について。
正しい知識と紫外線対策についてお話しします。
紫外線が強くなる夏に向けて対策するために是非お読みください!
ハヤシ
正しく知ろう!紫外線って何?
紫外線って聞くと日焼けしたときに赤くなったり、場合によっては皮膚がんの原因になったりと体にめっちゃ悪いものというイメージがあります。
でも、ほとんとのことろ紫外線って何なのか?
これから対策をするにしても、まずは紫外線を正しく知っておく必要があります。
紫外線の正体!?
そもそも紫外線というのは太陽光の一つで紫外線の他にも赤外線や可視光線といったものがあります。
このうち、一番波長が短いのが紫外線。
さらに紫外線の中にもいくつか種類があって波長の長いものからUV-A、UV-B、UV-Cに分かれます。
UV-Cは地上に届くことはなくって、俗にいう紫外線はUV-AやUV-Bのことを言うねん。
ハヤシ
ほうほう。
ぱっつん
紫外線の量は1年のうち6~8月が最も多いとされ、UV-Bにいたっては4~9月の長い期間注意が必要。
地域によっても違いがあり、北海道などの北の地域よりも沖縄など南の地域の方が多いです。
また、晴れの日が紫外線が多くなることは簡単に理解できますが、曇りや雨だからといって紫外線がないわけではありません。
曇りの日は晴れの日の60%以上、雨の日でも20%ほどの紫外線が降り注いでまんねん。
ハヤシ
そうなん。
ぱっつん
紫外線UV-Aって?
波長の長いUV-Aは地表に降り注ぐ紫外線の約90%にあたります。
そして厄介。
肌の奥まで届き、シワやたるみの原因に。
ハヤシ
...
ぱっつん
さらにUV-Aはガラス窓やカーテンをすり抜けて部屋の中まで侵入することができます。
つまり、部屋の中にいたとしても日当たりのいい場所だと影響を受けるということ。
油断禁物です。
ガラスを二重のものにしたり、あるいは遮光カーテンで対策することがおすすめです。
紫外線UV-Bって?
一方でシミの原因になるのがUV-B。
屋外で日焼けをして赤くなる原因になるのもUV-Bです。
UV-BはUV-Aのように肌の奥まで届くことはありませんが、たくさん浴びることでメラニン色素が沈着し肌を黒くなったり...
シミやそばかすの原因に
ハヤシ
したがって、健康で綺麗な肌を保つためにはやはり対策が必要となってきます。
ただし、UV-Bは重要な役割も果たしてんねん。
ハヤシ
?
ぱっつん
UV-Bを浴びることでビタミンDが合成。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進して骨を丈夫にする役割があります。
そのため、必要以上に紫外線対策を行うことはビタミンD不足となることがあり、骨がもろくなる原因に。
特に妊婦の場合はお腹の赤ちゃんの骨の発達に影響するとも言われています。
そうなんや。
ぱっつん
今からできる紫外線対策を教えて!
紫外線は過度に浴びると私たちに健康被害を及ぼすわけですが、その多くが体の表面に現れるもの。
肌を中心に、髪や目、唇などに対策が必要です。
そして、紫外線量の多い正午前後の2時間、海やスキー場などの紫外線の反射によってあらゆる方向から浴びる可能性のある場所などケースに合わせて対策することも必要です。
スキー場ってめっちゃ変な焼け方すんもんな。
ぱっつん
上手な紫外線対策①:肌
みんなが一番気になるのが日焼け。
肌に対する紫外線対策は重要です。
日差しがきつい日には帽子や日傘が有効。
帽子はつばが幅広いものの方がおすすめです。
服装も大切。
素材は綿のものよりもポリエステルの方が良いです。
目が小さく紫外線が通過しにくいから。
帽子や服装いずれの場合も色が濃いものの方が紫外線を吸収しますが、同時に熱も持つので夏場は熱中症や脱水に注意しなければいけません。
そして、これらと同時に使いたいのが日焼け止め。
その防止力の強さを示すのに「SPA」や「PA」が日焼け止めに掲示されています。
数値など高い方が防止力が高いわけですが、ここで気をつけたいのが「高ければいいんでしょ」ってわけではないこと。
「面倒くさいし、高いのつけてたら大丈夫」じゃなくて出かける先、時間などに合わせて使った方がええねん。
ハヤシ
でも、面倒やん。
ぱっつん
必要以上に防止効果が高いのを使うとそれだけ肌に負担がかかるから、かえってトラブルになることもあんねんで。
ハヤシ
マジ!?
ぱっつん
特に首の後ろや肩なんかは日焼けしやすくて、ついつい塗り忘れも多いから注意しましょう。
まめに塗り直すことも忘れずに。
上手な紫外線対策②:髪
体の中で太陽に一番近いのが頭。
だから、髪も紫外線の被害を受けやすいです。
帽子や日傘は有効。
帽子はつばの幅広いものがおすすめです。
小さなお子さんの場合もお外で遊ばせるときはきちんと帽子をかぶらせるように。
首もとを覆うカバーのついている帽子もグット!
ハヤシ
あれいいよね~
ぱっつん
上手な紫外線対策③:目
紫外線は目に対しても被害をもたらします。
角膜炎や白内障の原因にも。
簡単な対策としてはサングラス。
UVカットのものを選び対策するのがおすすめです。
また、意外に知られていないのが紫外線が目に入りやすい時間帯。
正午前後が一番影響があると考えれがちですが、目に対しては太陽が高い位置よりも低い位置のほうが入りやすいです。
ほんまかいな!
ぱっつん
したがって、朝や夕方こそサングラスを使った対策をする必要があります。
上手な紫外線対策④:唇
日焼けをした時、唇もカサカサになったことありませんか?
しわしわになって皮がめくれたり...
そんなリスクを回避するのがリップクリーム。
UVカットのものを選ぶのがおすすめです。
これから暑い日を迎えるので保湿効果もあって一石二鳥!
ハヤシ
まとめ
最近は女性だけでなく男性も美肌男子なんて感じで紫外線対策をされている方も多いです。
ただし、紫外線対策は過度にするのではなく、バランスよく取り組むことが大切。
かえって健康被害を起こしたら身もフタもありませんから。
そのためには正しい知識をもって取り組むこと。
今回は紫外線そのものについてもご紹介したので参考にしてみてください。
これからどんどん暑い日が続きますが、あなたが健康で美しい肌を保てますように!
ハヤシ
大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ハヤシ