肩こりつらくないですか?その原因、ストレッチなどの解消法について!わかりやすく解説
こんにちは、薬剤師ハヤシです。
薬局で患者さんに調剤していると
「肩こり」で悩んでいる患者さんやテープや湿布が処方されている患者さんってめっちゃ多いねん。
ぱっつんはどう?
ハヤシ
私も結構ひどい肩こりやわ。
ひどすぎて頭痛がすることもあるし。
ぱっつん
これまで女性で「肩こり」を訴える方は多かったですが、最近は年齢や性別に関わらず辛そうにされている方が多くなってきているような感じが。
スマートフォンが普及したせいか、若い人で首の痛み、肩こりを感じている人が増えているように思われます。
また最近、在宅勤務やテレワークが増えたことも一因かと。
そんなたくさんの人が悩む「肩こり」について今回はその原因と自分でできる解消法などについてお話します。
きっとあなた自身や周りの人に肩こりで悩んできる人がたくさんいるはず!是非参考にして下さい。
肩こりの原因とは?
肩こりは肩の筋肉が硬くなって痛みやだるさを感じる症状。
その原因は首や肩への過度な負荷とそれによる筋肉の緊張、血流の悪さによるものです。
なんせ頭の重さって体重の10%って言うからな。
めっちゃ重たいねん。
ハヤシ
あんたはそれ以上ありそうやな。
ぱっつん
...
ハヤシ
そう頭の重さは体重のおよそ10%。
成人男性だと約6~7㎏ほどになります。
それだけ重いものを首や肩の筋肉で常に支えているわけですから、負荷がかからないはずありません。
こうした負荷がかかることで血流が悪くなり、筋肉が疲労して周りの神経を刺激し痛みを感じるように。
では、そもそもこうした肩こりの原因となる筋肉への負荷はどうして起こるのか?
肩こりの原因を紹介していきます。
肩こりの原因その1:姿勢の悪さ、長時間の同じ姿勢
重たい頭を支えるわけですから姿勢が悪いと首や肩に当然過剰な負荷がかかります。
猫背はその典型。
ハヤシ
また、同じ姿勢で長時間作業することも良くありません。
最近はスマートフォンの普及で前かがみの姿勢で指先だけを動かす動作を長時間する方が増えています。
この動作は肩の周辺筋肉にすごく負荷をかけるんです。
ハヤシ
マジか!?
ぱっつん
同じ理由で長時間のデスクワーク、パソコン作業も注意が必要です。
肩こりの原因その2:運動不足
運動不足による筋肉の低下も肩こりの原因になります。
なで肩の人も筋力が弱い傾向に。
さらに運動不足から太り体重が増え、肥満傾向にある人も負荷が増えて肩こりになりやすいので注意です。
...
ハヤシ
...
ぱっつん
肩こりの原因その3:寒さ
寒い時期は体を縮こませがちに。
それによって起きる筋肉の緊張や血管の収縮による血行不良も肩こりの原因になります。
肩こりの原因その4:ストレス
ストレスは筋肉の緊張を生み、血液循環が悪くなることで肩こりの原因に。
また、ストレスによって起きる不眠も自律神経の乱れを生み、筋肉の緊張を生むことがあります。
肩こりの解消!ストレッチや予防法
では、肩こりの原因を理解したところで次に
「どうやって解消、予防をしていくのか?」をお話していきます。
ハヤシ
今回は上で紹介した原因に沿ってその方法を紹介していきますが、最近はYouTubeなど動画でストレッチの方法を紹介されていたりします。
動画検索を行うのも良いでしょう。
肩こり解消!その1:姿勢を正す
猫背を認識されている方はまずはその姿勢を正すことを意識。
長時間のデスクワークやパソコン作業をされる方は適度に休憩を取り、姿勢を変えて体の緊張をリセットする時間を設けるようにしましょう。
また、机とパソコン画面との距離や目線の角度を適正なものに変えることも肩こり解消につながります。
ハヤシ
なるほど。
ぱっつん
肩こり解消!その2:ストレス、寝不足の解消
ストレスの解消には趣味やスポーツなどに時間を割き、リラックスすることがおすすめ。
また、寝不足の解消に寝具の調整をしてみるのも一つの手です。
枕の高さや敷布団の反発などを調整することで肩、首への負担は解消され、睡眠がとれるようになることで体の緊張をリセットすることが出来ます。
私もお布団、ちょっと考えてみよ!
ぱっつん
肩こり解消!その3:ストレッチ、体操
日頃から肩周辺の筋肉を動かしほぐすことで肩こりは軽減されます。
ウォーキングや水泳、ヨガなどの「有酸素運動」は血行が良くなりおすすめです。
また、ラジオ体操を毎朝の習慣にするのも良いでしょう。
ハヤシ
さらに肩甲骨周辺の筋肉をほぐすことを意識した「肩甲骨をはがす」ストレッチなどは仕事の合間にも簡単に出来るものがあるのでおすすめ。
習慣化できそうな無理のない範囲のストレッチを取り入れてみましょう。
肩こり解消!その4:ビタミンの補給
肩こりの解消にビタミン、特にB群、Eをとることで効果を得ることが出来るケースがあります。
ビタミンB群はB1、B6、B12が有効。
ビタミンB1は筋肉の疲労を回復させる働きが、ビタミンB6、B12は神経機能を正常に保つ働きがあります。
ハヤシ
ほうほう。
ぱっつん
一方、ビタミンEは血流を良くする作用が。
末梢の血管を拡げることで酸素が十分に行きわたり、筋肉の疲労を和らげる効果があります。
肩こり解消!その5:鎮痛剤の使用
テープや湿布薬、ローション、ゲルなどの鎮痛剤を使うのも一つの方法。
一時的に痛みを抑えることが出来ます。
しかし、痛みがひどくなったり、範囲が広がる、しびれを感じるようになるといった症状が現れたときは医師の診察を受けるようにしましょう。
ハヤシ
まとめ
「肩こり」は近年私たちの生活や仕事のスタイルが変化したことで、より多くの人を悩ませています。
そのことは今回紹介した原因をお読みいただくと明らか。
なかなか生活や仕事のスタイルを変えることは難しい事ですが、一方で少しの運動やストレッチを取り入れることだけでもかなり解消できるものでもあります。
痛みを抑えるために鎮痛剤を使う方法も良いですが、それと並行して体を動かし肩周辺の筋肉をほぐすことを意識しましょう。
そのために今回ご紹介した方法など参考にしていただけると幸いです。
ハヤシ
大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ハヤシ