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緑茶の健康効果って!?そのメリット、デメリット、適正量を薬剤師が分かりやすく説明してみた

 
緑茶の健康効果って!?そのメリット、デメリット、適正量を薬剤師が分かりやすく説明してみた
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大阪で薬局を営んでいます薬剤師ハヤシです。皆さんの健康をサポートする情報やお薬に関する記事を書いています。趣味はイラスト、スポーツ観戦。普段は、その辺にいる大阪のおっさんです。

こんにちは、薬剤師ハヤシです。

 

みなさんは毎日、どんなお茶を飲んだます?

緑茶?ウーロン茶?、それとも紅茶?

 

お茶は私たち日本人を含め広くアジアの人たちが好み、毎日飲む習慣があるもの。

その健康効果も知られていて、特に緑茶は心疾患や脳卒中のリスクを下げるなど生活習慣病の予防効果があると言われています。

 

他にも「風邪の予防に緑茶飲むといいで」なんて聞いたことあるんちゃう?

ハヤシ

あるある!

ぱっつん

 

でも、だからといってたくさん飲めばいいってもんでもありません。

確かに。

おしっこ近くなったりするもんな。

ぱっつん

 

そこで今回は緑茶に注目して、その健康に対するメリットとデメリット、どのくらい飲むと良いのかについてお話します。

毎日の健康のため、是非ご参考に!

 

ちなみに前回はこんなお話をしました。

ハヤシ

原因不明の疲労感。それ、寒暖差疲労かも!その原因と対策を薬剤師が分かりやすく説明してみた

 

緑茶を飲むメリットとは?

緑茶にはポリフェノールの一種である緑茶の渋み成分タンニンをはじめ、カフェイン、テアニン、ビタミン、ミネラルなど様々な成分が含まれています。

ほぉ~

結構いっぱい入ってるやん。

ぱっつん

 

そして、こうした成分それぞれが持つ効果が私たちの健康に一役買っています。

 

メリット①コレステロールの低下

緑茶に多く含まれるカテキンによる効果。

総コレステロールだけでなく、悪玉コレステロール(LDL)、中性脂肪も低下するとも言われ、結果として脂質異常症や糖尿病など生活習慣病の予防効果が期待できます。

すごいやん!

ぱっつん

 

メリット➁ダイエット効果

マジ!?

ダイエット効果あんの!

ぱっつん

緑茶でダイエット

 

カフェインは基礎代謝を高めたり、浮腫みを減少させる効果があり、他にもカリウムにも浮腫みを減少させる効果があります。

 

メリット③リラックス効果

緑茶に含まれ、甘味や旨味の役割を担うテアニン。

このテアニンは疲労回復、ストレスや不安を軽減する効果があります。

 

緑茶を飲むとホッとする感じあるっしょ。

ハヤシ

確かに。

ぱっつん

 

また、交感神経を抑制することから睡眠の質を向上させたり、リラックスするための脳波を出させる効果が期待できます。

 

メリット④覚醒効果

緑茶に含まれるカフェインによる効果。

眠気を引き起こすアデノシンの働きを抑えることで眠気を感じにくくさせます。

 

カフェインにはこの他にも利尿作用や脂肪を燃焼させる効果もあります。

ハヤシ

 

メリット⑤風邪予防効果

カテキンには殺菌効果があり、風邪予防はもちろん虫歯予防、口臭予防などの効果も期待できます。

 

番外編 がん予防はできる?

緑茶にはがん予防効果が期待できるという話、聞いたことある人もいるかもしれません。

実際に胃がんのリスクが低下したとの報告もあります。

 

ただ、一方でリスクがわずかに上昇したとの報告もあり、真偽のほどは分からない状態です。

ハヤシ

 

また、カフェインの過剰摂取による胃腸障害や不眠などの症状を訴えるケースもあります。

 

緑茶のデメリット

普段、普通に飲む分には緑茶は当然安全です。

でも当たり前のことですが、過剰摂取は私たちの体に悪影響を及ばす可能性があります。

 

特に注意すべきはカフェインの過剰摂取。

ハヤシ

カフェインの過剰な摂取は、不眠、不安、めまいなどを引き起こすことがあります。

また、長期的な過剰摂取は肝機能の低下、骨粗鬆症、血圧の上昇を引き起こすことも。

 

したがって、特にカフェインに敏感な人は緑茶の摂取量を制限するか、ノンカフェインの緑茶を選ぶべきです。

 

さらに血液をサラサラにする薬(ワーファリン®)や抗うつ薬などの特定の薬剤とは相互作用する可能性があるので、これらの薬剤を服用している人は緑茶を摂取する前に医師や薬剤師によく相談しましょう。

 

摂取量と注意事項

では緑茶の1日の適切な摂取量はどのくらいなのか?

妊婦・授乳婦さんは緑茶の飲み過ぎ注意

 

ここまででお話しきた特に注意すべきカフェインの摂取上限で考えると成人で400mg、妊娠もしくは授乳中の方だと300mgが目安となります。

これを緑茶に換算すると成人で8杯ほど、妊娠もしくは授乳中の方は6杯ほどまでなら安全であると考えられます。

このぐらいやとよっぽどでない限り、大丈夫そうやな

ぱっつん

 

また緑茶の中のカフェインは母乳中に移行するため、先天異常のリスクを高める可能性があります。

乳児のいるお母さんはその影響を十分に考えて摂取するようにして下さい。

覚えておいた方がええな!

ぱっつん

 

さらに不安、高血圧、心臓病などの特定の健康状態を持つ人は目安となる摂取量に関わらず、緑茶を摂取する前に医師や薬剤師に相談するようにして下さい。

 

まとめ

緑茶は健康的で美味しい飲み物。

さらに適切な飲み方をすれば、想像以上に多くの健康効果が期待できます。

 

ただし、適正量を守ることが重要。

健康に良いからと飲み過ぎてしまうと、逆に私たちの体に悪影響を及ぼしかねない事態になることは今回のお話で説明した通りです。

 

美味しく気持ちをほっとさせてくる緑茶と上手く付き合って、健康で気持ちも癒してくれる効果を得るためにぜひ今回のお話を参考にして下さい。

 

 

大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ハヤシ

 

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