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グレープフルーツとお薬の甘酸っぱい?関係知ってる?相互作用を解説してみた

 
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大阪で薬局を営んでいます薬剤師ハヤシです。皆さんの健康をサポートする情報やお薬に関する記事を書いています。趣味はイラスト、スポーツ観戦。普段は、その辺にいる大阪のおっさんです。

こんにちは、薬剤師ハヤシです。

 

処方箋をもらって薬局でお薬を調剤してもらうとお薬の説明書「薬剤情報提供書」を渡されると思います。

ちゃんと読んでる?

ハヤシ

えっ!?

ぱっつん

 

そこにはお薬の薬効や注意事項が書かれているわけですが、

ときどき「グレープフルーツジュースの摂取は避けて下さい」みたいな記述を見たことない?

ハヤシ

なんか見たことあるような…

飲み合わせ悪いの?

ぱっつん

 

グレープフルーツやその加工食品であるジュースなどと一部のお薬の間には相互作用があることで知られています。

それはお薬の効果が強く出たり、副作用のリスクが上がることも…

また、同じようなことはグレープフルーツだけでなく同じような柑橘類にも言えることだったりします。

 

そこで今回はグレープフルーツとお薬の関係について解説します。

同じように注意すべき他の柑橘類などもご紹介するので是非ご参考にしてください!

ハヤシ

 

 

ちなみに前回はこんなお話をしました。

ハヤシ

 

グレープフルーツがお薬に与える影響を与える理由

そもそもなんでグレープフルーツはお薬に影響を与えるのか?

 

まず、お薬は吸収され血液中に移行をし、体に作用して肝臓の「代謝酵素」の働きによって効果のない形に変えられたり、腎臓で排出されていきます。

これに対して

グレープフルーツに含まれているフラノクマリン類ていう成分が代謝酵素の働きを抑え込むねん。

ハヤシ

邪魔するってこと?

ぱっつん

 

結果、お薬の血中濃度が上がることに。

血中濃度右肩上がり

つまり、お薬の効果は強まるし、副作用のリスクも上がるっていうことになんねん。

ハヤシ

マジか!

ぱっつん

 

このような相互作用は例えばグレープフルーツとお薬を同時に摂った時だけとは限りません。

時間をずらしたり、日あけたとしても3日ほどの間続くこともあるので飲み合わせの良くないお薬を服用している間はグレープフルーツを摂取するのは避けた方が良いでしょう。

 

グレープフルーツとの相互作用を注意すべきお薬とは?

グレープフルーツとの相互作用を注意すべきお薬の種類は様々。

意外とたくさんあります。

グレープフルーツとお薬の飲み合わせ

ここからは注意すべきお薬をご紹介していきます。

もし今現在、服用されているお薬があるという方はチェックしてみて下さい。

ハヤシ

チェックしてみるわ。

ぱっつん

 

相互作用を注意すべきお薬その1:カルシウム拮抗薬

まずは代表格とも言うべきなのがカルシウム拮抗薬。

ハヤシ

なんか聞いたことあるかも。

ぱっつん

 

カルシウム拮抗薬は高血圧や狭心症の治療に用いられます。

 

このお薬に対してグレープフルーツが相互作用を起こすと効果が強く出てしまうことで頭痛やめまい、ほてりなどの症状が現れることがあります。

 

注意すべきカルシウム拮抗薬:アゼルニジピン(カルブロック®)、シルニジピン(アテレック®)、ニフェジピン(アダラート®)、ベニジピン(コニール®)、ベラパミル(ワソラン®)、アムロジピン(アムロジン®、ノルバスク®)、ジルチアゼム(ヘルベッサー®)など

 

結構あるなぁ~

ぱっつん

 

相互作用を注意すべきお薬その2:スタチン系高脂血症治療薬

次にグレープフルーツによる相互作用に注意すべきお薬として挙げられるのがスタチン系と呼ばれる高脂血症治療薬。

 

特にシンバスタチンなどはグレープフルーツによってお薬の効果の目安となるAUCという数値が数倍に上昇するという報告もあって特に注意です。

数倍ってめちゃめちゃ気をつけなアカンのちゃうの!?

ぱっつん

 

注意すべきスタチン系高脂血症治療薬:シンバスタチン(リポバス®)、アトルバスタチン(リピトール®

 

ただし、同じスタチン系でも

プラバスタチン(メバロチン)、ピタバスタチン(リバロ)は同じ代謝酵素では代謝されないのでグレープフルーツによる相互作用は受けないとされています。

ハヤシ

へぇ~そんなのもあるんや。

ぱっつん

 

相互作用を注意すべきお薬その3:その他

上記の他にも影響を受けるお薬はいくつかあり、不眠症治療薬や免疫抑制剤などが挙げられます。

 

注意すべきそのほかのお薬:カルバマゼピン(三叉神経痛やてんかん、テグレトール®)、トリアゾラム(不眠症治療薬、ハルシオン®)、シクロスポリン(免疫抑制剤、ネオーラル®)、シロスタゾール(抗血栓薬、プレタール®

 

グレープフルーツ以外の注意しておきたい食品とは?

ここまでグレープフルーツに関してお話してきましたが、じゃあ他の柑橘類だったら大丈夫なのか?

めっちゃ気になると思うし、実際に薬局でも患者さんによく聞かれる質問やねん

ハヤシ

わかるわかる

ぱっつん

 

もちろんお薬の代謝酵素の働きを抑え込むフラノクマリン類はグレープフルーツだけに含まれているものではありません。

他の柑橘類にも含まれ、またその加工食品も注意すべき場合があります。

グレープフルーツ以外

ただし、その量に関しては違いがあり、その量が少なくお薬への影響は少ないと考えられているものもあります。

 

お薬への影響が大きい:スウィーティー、甘夏みかん、ダイダイ、ブンタン、パール柑、ハッサク、ライムなど

 

お薬への影響が少ない:レモン、日向夏、ネーブルオレンジ、カボス、スウィートオレンジ、すだち、きんかん、ポンカン、ゆず、いよかんなど

※レモン、日向夏、スウィートオレンジの果皮に関しては影響が大きいとされている。

 

お薬への影響がない:温州みかん、デコポン

 

また、加工食品であるグレープフルーツジュースに注意するよう目にするのは、グレープフルーツが濃縮されていることで

フラノクマリン類が多く含まれているためです。

さらにフラノクマリン類が多く含まれている果皮を使ったマーマレードも注意が必要です。

 

まとめ

多くの人が目にした経験がある「グレープフルーツジュースの摂取は避けて下さい」という記述。

その原因はグレープフルーツに含まれているフラノクマリン類によるお薬への影響があるためです。

 

しかし、それはグレープフルーツに限ったことではなく多くの柑橘類やその他の食品にも言えること。

ただし、その見分け方は非常に難しかったりします。

ハヤシ

うんうん。

ぱっつん

 

そこで今回一例ではありますが、お薬とグレープフルーツをはじめとする柑橘類の両面から注意すべきものをご紹介しました。

特にお薬にいたっては高血圧や高脂血症の治療薬が多く、年齢とともにお世話になる方も多いかと思います。

その時のために今回挙げたお薬を頭の片隅にでも置いていただけると幸いです。

 

もちろん迷った時はかかりつけ薬剤師のお尋ねください。

ハヤシ

 

みなさまのご健康を願っております。

薬剤師ハヤシでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ハヤシ

 

※参考文献:治療薬マニュアル2021、日本薬学会 健康豆知識

 

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