薄毛に悩むのは男性も女性も一緒!どんな症状、どんな原因があるのか?対策といっしょに説明
こんにちは、薬剤師ハヤシです。
年齢を重ねるにしたがって体の衰えは誰しも感じるもの。
あなたもちょっと急いで小走りしてみたり、階段を駆け上がるだけで「ぜいぜい息が上がって、心臓がどきどきする」なんてこと心当たりあるのでは?
ただ、こうした「体力的な衰え」も気になるところですが「容姿の衰え」を感じることもあります。
例えば、「薄毛」。
あんたも気にしてるもんな。
ぱっつん
そんなハッキリ言わんでも...
ハヤシ
おでこの生え際が後退してきたり、頭のてっぺんの地肌がうっすら見えるようになってきたり。
散髪に行って鏡で頭の後ろ側見せられる度にゾッとしまんねん...
ハヤシ
かける言葉もないわ
ぱっつん
最近は男性だけでなく女性も薄毛に悩む人が多いようです。
そこで今回は「薄毛」の原因をお話してその対策を紹介しようと思います。
僕と同じ薄毛が気になる方、是非参考にしてください!
ハヤシ
今回はなんか切実な感じやな。
ぱっつん
薄毛も色々!?その種類について
ひと口に「薄毛」と言っても毛髪そのものの「量が減る」場合と一本一本が「細くなる」場合があります。
そして、その状態もいくつかのタイプに分けることができます。
特に男性の薄毛は大きく3つのタイプが。
前髪の生え際の両端から「M」の字のように薄毛が進行していくM字タイプ。
前髪の生え際の真ん中部分を中心にして「U」の字のように薄毛が進行していくU字タイプ。
そして、頭頂部から「O」の字のように薄毛が進行していくO字タイプがあります。
あんたはOタイプやな。
ぱっつん
...
ハヤシ
そこにヒントが!?知っておこう薄毛の原因
薄毛の原因も様々。
よく言われるのがホルモンバランスの影響、食生活の変化、ストレス、遺伝など。
こうした原因を並べただけでも薄毛の原因となるものは年齢が関係するものだけでなく、若い人でも十分に当てはまるものも多いことがわかります。
薄毛の原因その1:男性ホルモンによるサイクルの乱れ
最近よく聞くAGA(男性型脱毛症)。
その原因となるのが男性ホルモンの一種「テストステロン」です。
テストステロン?
ぱっつん
...
ハヤシ
本来、毛は一定期間の間に成長し抜けて生え変わるというサイクルを持っています。
そんなサイクルの中、例えば髭などは男性ホルモンの作用によって太く濃く成長します。
ほうほう
ぱっつん
しかし、髪の毛はというと...
テストステロンが活性化したものが作用すると先程とは反対に細く柔らかい毛になってしまいまうのです(成長しきれない状態)。
つまり、本来しっかり時間をかけて成長するはずの毛が成長しきれずに細く短いままとどまることで薄毛になってしまう結果に。
男性ホルモン恐るべし...
ハヤシ
こうした男性ホルモンの作用によって髪の毛のサイクルが乱れることで薄毛の原因になると考えられます。
薄毛の原因その2:血流の悪化
髪の毛は毛細血管から栄養を補給して成長します。
したがって、この血流が滞ると薄毛の原因に。
なるほど。
ぱっつん
例えば脂肪の多い食事を好み、コレステロール値が高くなった場合、血液の流れは悪くなります。
その結果、毛髪に栄養素を受け渡す毛乳頭細胞への血流も悪くなることで成長が妨げられることに。
このような場合、毛髪は細くなり抜けやすい状態になってしまい薄毛の原因になります。
薄毛の原因その3:皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌されることで毛穴が詰まったり、炎症が起きるケースがあります。
この場合も毛髪の成長を妨げることとなり、薄毛の原因になります。
薄毛の原因その4:生活習慣の乱れ
過度なアルコールの摂取や喫煙、睡眠不足などの生活習慣の乱れも薄毛の原因に。
ヤベッ(過度のアルコールを摂取する人→)
ぱっつん
こうした乱れは血流を悪くしたり、頭皮の状態を悪くしたりします。
結果、必要な栄養が行き渡らず薄毛という結果を招いてしまうことがあります。
薄毛の原因その5:女性特有の薄毛の原因
ここまで挙げた薄毛の原因以外に女性ならではの原因もあります。
マジ!?
ぱっつん
その一つが産後の抜け毛による薄毛。
産後は急激に女性ホルモンが減るため抜け毛が起きやすくなります。
しかし、これは一時的なものなので時間とともに解決することがほとんどです。
また、髪の長い女性に多いのが髪の毛を結び、引っ張る状態でいること。
この状態は地肌に負担がかかり抜け毛や薄毛の原因になることがあります。
同じ理由で、いつも分け目を変えない髪形でいる女性も薄毛が起こりやすくなります。
他にも過度なダイエットも薄毛の原因になることがあります。
いや~ん、アタシ気をつけなあかんやん。
ぱっつん
それはない。
ハヤシ
明るい未来を!薄毛に負けない対策とは?
明るい(?)未来のための薄毛対策は上で示した原因それぞれに対して取り組んでいくことが重要です。
薄毛対策その1:生活習慣を正す
まずは生活習慣を正すこと。
睡眠不足の改善は副交感神経の活動を活発にして毛髪の成長を促し、運動不足の改善は血液の流れを良くすることになります。
また脂肪の多い食事を控えることも血液循環の改善につながります。
さらにインスタント食品やファストフードを食べることの多い人は栄養が偏っていることが多いため、毛髪に必要な栄養素が足りず薄毛になる可能性が。
これらの食品は出来るだけ避けてバランスの取れた食事を摂るように心がけることが重要です。
スーパーカップのブタキムやめなあかんかぁ~
ハヤシ
薄毛対策その2:ストレスの解消
ストレスをためると自律神経の乱れが起きて、血流が悪くなり髪への栄養素が行き渡らなくなることがあります。
リラックスできる趣味の時間の確保などすることがおすすめです。
薄毛対策その3:頭皮を清潔にする
頭皮の環境を清潔にすることで、育毛の環境を整えることはとても大切です。
しかし、清潔にするからといってむやみやたらに洗うのではなく、頭皮を傷つけないように丁寧に洗うことが大切。
指の腹で頭皮を優しく洗うのがポイント。
シャンプーなども肌に合わないものは湿疹やかゆみの原因になるので自分に合ったものを使うようにしましょう。
確かにシャンプー選びは重要かも!
ぱっつん
薄毛対策その4:育毛剤
最近は様々な育毛剤がOTC医薬品として販売されており、軽度の薄毛の症状に対してセルフケアで対応できることが多くなりました。
頼むで!育毛剤
ハヤシ
藁をもつかむ思いやな
ぱっつん
育毛剤はメーカーによって血行の促進、頭皮の皮脂を抑える成分、毛根細胞の働きを促す成分、ふけかゆみを抑える成分などを独自に組み合わせ商品としています。
購入の際は自分の症状をしっかりと薬剤師に伝えて正しい選択をするようにしましょう。
まとめ
昔から「薄毛」は男性の悩みとされていましたが、最近はストレスやダイエットの影響もあり女性の方も悩んでいる方が多いです。
女性の患者さんの中にも40代を過ぎたあたりから「なんか薄くなってきた」と言われる方もチラホラ。
それほど薄毛は男女の性別関係なく、多くの人の悩みの一つになっています。
今回ご紹介した原因を見ていただいて分かるように生活習慣の改善で対策できることも多いですし、最近はOTC医薬品でセルフケアできるケースも増えています。
何より規則正しい生活を心がけて、それでも悩まれるようなことがあればお近くの薬剤師さんにご相談していただければと思います。
僕も薄毛対策がんばります!
ハヤシ
大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ハヤシ