入浴術8か条!?正しいお風呂の入り方で今年一年を健康に!薬剤師が分かりやすく説明してみた
こんにちは、薬剤師ハヤシです。
遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
本年もみなさんに役立つ健康法のお話、お薬のお話などを発信していきますので土佐薬局ならびに薬剤師ハヤシをよろしくお願い致します。
1月も早いもので中盤にさしかかりましたが、僕が住む関西は例年に比べると比較的暖かい日が続いています。
去年の今頃はぶるぶる震えながら出勤していたのに...
ハヤシ
とはいえ、これから冬本番!
寒くなるのは避けられません。
そんな冷え切った体を温めてくれて身も心も癒してくれるのが「お風呂」。
実際、その健康効果は入浴回数が多い人の方が脳梗塞や心筋梗塞などの心疾患のリスクが低下したなんて研究結果もあるくらいです。
へぇ~
ぱっつん
なにより近頃はサウナブームもあって入浴方法にも注目が集まっています。
そこで、今回はお風呂の健康効果と入浴術について。
冷え切った体を温めるだけでなく、より健康でいるための入浴術をご紹介するので是非実践してみて下さい。
ハヤシ
ちなみに前回はこんなお話をしました。
ハヤシ
こんなにスゴイ!お風呂の効果
お風呂に入ることで得られる健康効果として、おそらくみなさんが真っ先に感じるのがリラックス効果。
特に寒い日だったり、仕事の後にお風呂に入ると思わず「あ~っ」なんて声が出ちゃいますよね。
思わず出ちゃうよねぇ~
ぱっつん
疲れで固まった体を温めることでリラックスできてストレスを取り除いてくれるのは
自律神経が整うからです。
ハヤシ
日中に仕事や勉強、家事などで一生懸命働いている脳や体。
この時、私たちの体は交感神経が優位になっています。
しかし、お風呂に入り体が温まることで脳や体はリラックス状態に。
副交感神経が優位になって身も体も癒されるというわけなんです。
なるほど
ぱっつん
また、この他にも入浴による効果には「温熱効果」があります。
温熱効果とは、体が温まることで血管が広がり血行が良くなることで得られる効果!
ハヤシ
血行の促進によってからだの老廃物の排出を促し新陳代謝が良くなることで体がスッキリしたように感じたり、筋肉や関節が柔らかくなることで疲れがとれたりします。
健康でいるための入浴術8か条!
とここまでのところで、お風呂による健康効果が分かっていただけたと思います。
ですが!
こうした効果も「正しい入浴」をして得られるもの。
間違った入浴をしてしまうとかえって健康が害されたりするので注意です。
ハヤシ
入浴術①お風呂の温度は熱すぎず!
人によっては無茶苦茶熱いお風呂の方が「気持ちいい~」って方も。
わたし熱いの好きやわ!
ぱっつん
でも、熱すぎるお風呂は要注意!
ハヤシ
えっ?
ぱっつん
温度設定が熱すぎると、交感神経が優位になって血管が収縮してしまい血圧が上がる可能性があります。
42℃以上の設定は避けるようにしましょう。
ハヤシ
入浴術②寒い脱衣所や浴室は要注意!
寒い季節、お風呂に入る際にぶるぶる震えながら洋服を脱ぐなんてことありますよね。
こんな時、私たちの血圧は上昇し心臓に負担がかかってしまいます。
入浴前に脱衣所や浴室はできる限り温めておくのがおすすめ。
普段過ごしている部屋との温度差は5℃以内が目安です。
ハヤシ
入浴術③食事の直後は避けること!
私たちは食事をすると胃や腸に血液が集まるようになっています。
食べた物の消化を早めるためですが、食事の直後にお風呂に入るとこれが妨げられることに。
したがって、食後30分くらいはお風呂に入るのを避けるようにしましょう。
ハヤシ
入浴術④水分補給を忘れない!
私たちはお風呂に入るとかなりの量の水分が失われてしまいます。
そのため、入浴の前後にコップ一杯ほどの水分補給は忘れないように!
入浴術⑤お酒を飲んだら時間をおくこと!
お酒を飲むことで血管は拡がり血圧が下がります。
したがって、お酒を飲んだ直後にお風呂に入ると余計に血圧が下がってしまうことに!
脳貧血などを起こす可能性もあるので、お酒を飲んだら時間をおいてお風呂に入るようにしましょう。
りょーかい...
ぱっつん
入浴術⑥まずはかけ湯から!
お風呂に入る際にいきなり湯船につかると血圧が急激に上がることに!
まずはかけ湯を手先、足先からはじめ、心臓へと行うようにしましょう。
入浴術⑦出る時はゆっくりと!
湯船から急いで出ると立ちくらみを起こす危険があります。
できる限りゆっくりと。
立ち上がる際も一旦浴槽に腰を掛けるなどして時間をかけると良いでしょう。
ハヤシ
入浴術⑧体調不良の時は入らない!
体調が悪い時は無理にお風呂に入らないこと!
体温が高い時の入浴は意識がもうろうとしたりして危険です。
目安は37.5℃。
ハヤシ
これ以上の時は入浴は避けるのがおすすめです。
まとめ
以上のように入浴は私たちの1日の疲れをとってくれるだけでなく、心もリラックスさせてくれます。
さらに重い病気のリスクを減らすといった面でも非常に注目すべき習慣であることは間違いありません。
ただし、今回お話ししたように注意すべき点もあり、正しい知識のもとで効果を得ることが大切です。
これからどんどん寒くなる季節。
今回のご紹介した入浴術8か条を参考に健康管理を実践してみて下さい。
ハヤシ
大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ハヤシ