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痛い時って温めるの?冷やすの?どっち?この際ハッキリ説明!

 
痛い時って温めるの?冷やすの?どっち?この際ハッキリ説明してみた
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大阪で薬局を営んでいます薬剤師ハヤシです。皆さんの健康をサポートする情報やお薬に関する記事を書いています。趣味はイラスト、スポーツ観戦。普段は、その辺にいる大阪のおっさんです。

こんにちは、薬剤師ハヤシです。

 

このあいだ、足をひねってしもうたんやけど...

そういう時って冷やすの?温めるの?

ぱっつん

あっ、それ薬局でもよく聞かれる!

ハヤシ

 

あなたは痛みがある時、その個所を温めますか?それとも冷やしますか?

実はこれを間違ってしまうと、痛みがひどくなることがあります。

 

私はとりあえず冷やすことが多いんやけど...

ぱっつん

応急処置としてはほとんどの場合、それで正しいと思うで。

でも、この際やからちゃんと温める時と冷やす時の見極めが出来た方かいいかもな。

ハヤシ

 

温めるのか?冷やすのか?その痛みの病状や起こってからの時期によって違います。

薬局でも患者さんによく聞かれるこの質問。

今回はその見極めやなぜそうするのかの理由、方法についてお話しします。

是非ご参考に!

 

痛い時に温めるのか?冷やすのか?その見きわめ方

体のどこかに痛みがある時、その個所を温めるのか?冷やすのか?

急性期は冷やす慢性期は温める

その見きわめ方は「急性期は冷やして、慢性期は温める」が正解。

ハヤシ

 

じゃあ急性期っていつかというと、例えばぎっくり腰や捻挫、打撲などで痛みが出始めた直後2~3日くらい。

そして、この時期は痛みとともにその箇所に炎症を起こしている時期です。

 

さらに、この時期が過ぎると慢性期に移っていきます。

慢性期は急性期と違って炎症はないものの、痛みとともに局所に疲れを感じたり、動かしにくさを感じたりします。

 

見極め方としては痛みが出始めたころからの日数のほかに、痛みのある個所に腫れがあるのかないのか?熱を持っているのか持っていないのか?でも判断できます。

もし、腫れがあり熱を持っているようなら冷やすこと。

 

もっとわかりやすいのはお風呂に入った時

痛みがひどくなるなら冷やして、痛みが和らぐようなら温めるといいで。

ハヤシ

ほうほう。

ぱっつん

 

なぜ冷やすの?どんな風に?

先ほどお話ししたように痛みがある箇所を冷やすのは急性期。

捻挫や打撲などによる外傷を受けた直後で、炎症を起こしている時期です。

 

この時期は炎症箇所に血液がたくさん流れ込んでいて、痛み、腫れ、そして発熱が起きています。

それやのに温めてしまったら...

さらに血管が拡張されて炎症がひどくなるから注意しなあかんで。

ハヤシ

間違ったら痛そうやな。

ぱっつん

 

決して間違えずに、冷やすことで血管を収縮させることが重要。

氷嚢や保冷材などを使ってアイシングをしたり、冷湿布を用いるのがおすすめです。

急激だった血液の流れが穏やかになることで炎症や腫れが和らいで痛みが治まります。

 

ただし、冷やし過ぎは禁物。

冷やし過ぎは禁物

アイシングであれば1回15分程度を目安にして行うようにしましょう。

 

なぜ温めるの?どんな風に?

慢性期は急性期に比べ、炎症がありません。

しかし、筋肉は硬くなっていて血流が悪い状態に。

そのため、負傷箇所に酸素が行きづらい状態で筋肉がこわばってしまって動かすと痛みがあったり、重だるい痛みがあります。

 

この場合は急性期とは逆に痛みのある箇所を温めて血液循環を良くすることが有効なんや。

すると血液循環が改善されて、硬くなった筋肉もほぐれて痛みも治まるで。

ハヤシ

覚えとこ。

ぱっつん

 

その方法としては、お風呂やカイロ、温湿布などがおすすめ。

特に肩こりや膝痛、腰痛による痛みには効果的です。

 

痛い時に使うお薬の注意事項とは?

痛みを抑えるためにもっともよく使われるのが消炎鎮痛剤。

炎症をしずめて痛みを抑えてくれます。

 

痛みが出始めたら早めに使用するのが効果的。

内服薬であれば食後に飲み、さらに痛みがひどい時にはお尻から入れる坐薬が即効性があるで。

ハヤシ

坐薬が即効性あり

おいおい...

ぱっつん

 

ただし、これらは胃への負担のある薬が多いので長期間飲むことは避けて、痛みが治まり症状が改善したら止めるようにしましょう。

 

また、この他にも冷湿布や温湿布、テープといった痛みのある箇所に貼る貼り薬もよく使われることと思います。

 

これらのお薬に関しても長時間貼り続けるとかぶれたり、光線過敏症といって貼り付け部に紫外線が当たると過敏な方は赤くなったり、腫れることがあるので注意です。

かぶれやすいと感じている方は、皮膚と湿布の間にガーゼを1枚置いて上から湿布を貼ると良いです。

 

過敏症対策としてはテープや湿布をはがした後も、少なくても4週間は直接日光が当たらないようにして紫外線を避けるようにしましょう。

ハヤシ

 

まとめ

痛みが出た時、冷やすのか温めるのかとっさに判断がつかないことって結構多いと思います。

そんな時は「急性期は冷やす、慢性期は温める」を基準に今回お話ししたことを参考に判断してください。

 

痛みがある時は安静にすることが基本。

痛みが治まってから体を動かすようにしましょう。

ただし、慢性的な痛みがある時はあまり安静にしすぎると筋力が低下することがあるので適度な運動をすることも大切です。

 

判断のつかない時は無理なことはせずに医師や薬剤師に相談するようにしてくださいね。

ハヤシ

了解!

ぱっつん

 

 

みなさまのご健康を願っております。

薬剤師ハヤシでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ハヤシ

 

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