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膝痛は年齢とともにやってくる!関節痛の原因は?お薬や予防は?薬剤師が分かりやすくまとめてみた

 
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大阪で薬局を営んでいます薬剤師ハヤシです。皆さんの健康をサポートする情報やお薬に関する記事を書いています。趣味はイラスト、スポーツ観戦。普段は、その辺にいる大阪のおっさんです。

こんにちは、薬剤師ハヤシです。

 

残念ながら、年齢とともに体のあちこちが痛くなってくることって多々あります。

その中でも特に多いのが腰と膝。

人間長く生きてると酷使する場所でもあるので仕方ないかもしれません。

 

膝痛については薬局で年配の患者さんとお話していると「ほとんどの人が悩んでいるのでは?」と思うくらい多い印象です。

 

最近、膝が痛くなることあるわ~

ぱっつん

僕も。

歳なんやろか?それとも最近太ったからかな?

ハヤシ

どっちもやろ...

ぱっつん

 

膝痛に代表される変形性関節症は骨と骨との間のクッションである軟骨が年齢とともにすり減ってしまい痛みが起こる症状です。

さらには膝関節の機能の低下を招くことも。

 

今回は膝痛(変形性関節症)について。

どのようにして起こり、どんな予防、そして治療薬があるのかを説明していきます。

 

今現在膝痛に悩んでいる人だけでなく、歳をとっても健康に動いていたいと思われる方は是非参考にして下さい。

ハヤシ

 

 

ちなみに前回はこんなお話をしました。

ハヤシ

 

どうして起こるの?膝痛

変形性関節症とは普段は骨と骨が直接ぶつからないようにクッションの役割をもつ関節軟骨が関節を酷使したり、弾力を失いすり減ってしまうことで骨同士がぶつかって起こる炎症などの症状を言います。

 

そして、変形性関節症が一番起こりやすい部位が膝。

年齢とともにその発症率は高くなります。

ハヤシ

...

ぱっつん

 

長年、膝を使い負担をかけることで関節軟骨は徐々に変形し、すり減ってしまうことが。

これにより周囲の組織に炎症が起こり、ひどくなると骨同士がぶつかり合って変形してしまうこともあります。

 

「膝に水がたまる」のもその症状の一つです。

ハヤシ

 

こうした症状が続き慢性化してしまうと関節の周囲を包む関節包と呼ばれる組織が硬くなって膝が伸ばしにくくなったり、階段や立ち上がりなどの膝を曲げ伸ばしする場面でも痛みを感じるようになります。

 

高齢者だけじゃない!?膝痛が起こりやすい人とは?

このようにして起こる膝の痛みはどんな人に起こりやすいのか?

特に起こりやすい人をピックアップしていきます。

 

やっぱりナンバーワンは高齢者!?

やはり年齢には勝てません。

ハヤシ

 

長年、膝を使い負担をかけてきたことで軟骨がすり減る可能性は高く、若い人に比べて関節の機能そのものが低下しているので膝の痛みが起こる可能性はどうしても高くなります。

 

男性よりも女性の方が多い!?

一般に女性の方が男性よりも膝痛、変形性関節症は起こりやすいと言われています。

マジ!?

ぱっつん

 

その原因としては女性の方が筋肉量が少ないこと。

関節を支える周りの筋肉が少なければ、当然負担も増えますから。

 

そして、閉経によるホルモン分泌の変化も影響します。

骨そのものがもろくなり、膝痛が起こるリスクも高くなるのです。

 

肥満は危険!?

膝への負荷がかかればかかるほど関節炎が起こる可能性が高くなり、その最たるものが「体重」。

言うまでもなく、肥満は膝痛に直結します。

肥満は膝に負担アップ

 

...

ハヤシ

...

ぱっつん

 

特に年齢とともに代謝機能は低下するので中高年は太らないように注意すべきです。

 

O脚の人も...

O脚の人もどうしても膝の内側に負荷がかかってしまいます。

したがって、関節軟骨がすり減り膝痛が起こりやすくなります。

 

スポーツを頑張っていた人

子供の頃、若い頃にスポーツを頑張っていた人も膝を酷使していたこともあり、膝痛を起こしやすくなることも。

 

俺ヤバいかも...

ハヤシ

おい!帰宅部

ぱっつん

 

膝の痛みや炎症を抑えるお薬とは?

ではこうした変形性関節症の膝痛が起こった場合どういった治療薬があるのか?

基本的にはすり減った関節軟骨を補ったり、変形した骨を修復するのではなく痛みや炎症を抑えることが主体になります。

 

膝の痛みには外用薬がファーストチョイス

処方薬でも市販薬でも最も多く使われていると思われるのが湿布などの外用薬。

剤形も豊富でローションやクリーム、ゲルなど様々です。

ハヤシ

 

ケトプロフェン、インドメタシン、ロキソプロフェンといった消炎鎮痛成分を含むものが多く使われ、例えば同じ湿布でも腫れて熱を持っている場合は冷感タイプを、筋肉の張りを感じる場合には温感タイプを使い分けることが出来ます。

 

内服薬を使うケースも当然あり、この場合も痛みを抑える非ステロイド性消炎鎮痛剤がよく使われます。

ただし、こうしたお薬は胃腸障害がおこることがあるので注意が必要。

指示通りの服用をしなければいけません。

 

また、内服薬の場合痛みを抑えるものだけでなく筋肉の緊張をとったり、血行を良くするためにビタミン剤(B1、B12、E)などを服用するケースも。

 

さらにグルコサミンやコンドロイチンを含む健康食品を服用する人も多いです。

ハヤシ

いるいる!

ぱっつん

確かに軟骨の弾力性や緩衝性を高める効果が期待できますが、

急激に血液をサラサラにするワルファリンの効果を高めてしまったり、血糖値を上昇させることがあるので注意が必要です。

ハヤシ

 

そして、医療機関を受診した場合には注射薬による治療も行われるケースがあります。

 

この場合、局所注射と関節内注射があり、局所注射は痛みのある所に局所麻酔やステロイド剤を注入して痛みを和らげ、関節内注射はステロイド剤で痛みを抑える一方でヒアルロン酸製剤により痛みを和らげながら関節の修復を促します。

 

油断大敵!今からでもするべき膝痛予防

とはいえ、こうした膝痛が起こったり、お薬による治療を受けないようにするために予防が大切!

特に年齢を重ねてきたら意識することが重要です。

 

まずは筋肉量が落ちないようにすること。

ハヤシ

筋肉が落ちると動きが鈍くなり、膝への負担も増大する一方なので特に膝周りの筋肉は日頃から意識して鍛えるようにしましょう。

 

ウォーキングなどの有酸素運動や筋肉をほぐすストレッチなどがおすすめ。

特にウォーキングをする場合は背筋を伸ばし、前に脚を出した時は脚が伸びるように正しい歩き方を意識しましょう。

 

さらに筋肉を鍛える一方で関節をいたわることも忘れずに。

ハヤシ

筋肉が疲労で硬くなった時にはお風呂に使ってしっかりと温めてあげたり、膝に負担のかかる急な動作は極力避けるようにしましょう。

 

軽い痛みがある時や不安に感じる時などは関節を支えてくれるサポーターをするのもおすすめです。

ハヤシ

 

まとめ

年齢とともに膝の痛みを訴える人はホント多いです。

 

そして、薬局でたくさんの年配の方と接していると元気な人とそうでない人の大きな差は膝や腰の健康が大きいと痛感します。

やはりいつまでもスタスタと歩ける方は年齢よりも若く見えますから。

 

日本人の平均寿命は上がり、人生80年を超えるようになっているからこそ生活の質は高めておきたい!

そのためにも膝をいたわり、いつまでも健康でいられるように是非参考にして下さい。

 

 

大阪、寝屋川市の薬剤師ハヤシでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ハヤシ

 

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